島唄活用法
本土の方からいただいたお便りにこういうものがありました。
「僕の生まれ育った地域には、奄美の島唄のようなものは身近にはありませんでした。
音楽は色んなところで耳にしますが、形式でがんじがらめにされた音楽が殆どでしたから。
けれども、音楽って、元々は人の喜びや悲しみ、色んな感情を表す方法の1つとして生まれたんじゃないかと思うんです。
そうした文字通り「音」が「楽」しめなければならない。
きっと島唄は、そうした音を楽しむ要素が多分にあるから、自由なところがあるから、広く愛されるんでしょう。
そういう島唄がある奄美や沖縄が羨ましい。
自分の故郷には何かあったんだろうか?
自分の生まれ育ったところを「奄美の島唄」をきっかけにして振り返ってみたいなんて思いました。」
「意を得たり!」です。
奄美島唄は、しょせん、奄美の民のために生まれてきた地謡なのですから・・・。
それぞれの土地で、それぞれの文化を見つめなおし、再構築してゆくためのよすがとなれば幸いです。
島唄は、集落(シマ)唄であり、ご当地ソングのことです。
日本各地で慈しむべきシマ唄は、たくさんあると思いますし、唄に限る必要もないのかもしれませんヨ。
これからは、地方の時代。
地域の特色を大いに出して行こうじゃありませんか!
大都会だって、小さい単位の町内などにご先祖様から伝わる文化がいっぱい隠されているのではないですか