元ちとせさんは、前年の奄美民謡大賞では無冠に終わりましたが、この年の5月には【嘉徳(かどく)なべ加那(かな)】を歌い、史上最年少(17歳)で大賞受賞という快挙を成し遂げました。平成15年現在も、その記録保持者はちとせさんです。
高校1年の時に彼女の島唄のカセットテープを制作しましたが、それから2年経ち、本人が納得のいかなかった曲の歌い直しと未収録曲の録音をセントラル楽器で行ないました。高校卒業後、しばらく島を離れるということでしたので、高校最後の夏にCD制作に踏み切ったのです。今回の相方は、笠利町赤木名(あかきな)にお住まいの唄者・森山ユリ子さんでした。
続きは下記書籍「大人青年」よりどうぞ
【大人青年】
【故郷・美ら・思い CD収録曲】
朝花(あさばな)・長朝花/俊良主(しゅんりょうしゅ)/くるだんど/かんつめ/シュンカネ/らんかん橋
雨黒み/塩道(しゅみち)長浜/嘉徳(かどく)なべ加那/国直(くんにょり)よね姉/長雲/むちゃ加那/ちょうきく女/糸くり/ヨイスラ/行きゅんにゃ加那/行きょうれ
くばぬ葉/曲りょ高頂/正月着物(ぎん)/豊年節
(全22曲)